北海道アオサギ研究会

江別コロニー保全作業

2011年3月20日、江別コロニー周辺にて保全作業を行いました。当初、日程は3月17日で一応固まっていたのですが、その後、積雪がかなり増したこと、また休日のほうが協力者を多く得られることなどの理由で3日遅れての実施となりました。

今回の参加者は、市から環境事務所の西脇さん、川合さん、杉本さん、佐藤さんの4名、協力者として佐藤さん、松山さん、富川さん、武田さん、私というメンバーでした。また、道新江別支社から竹内さんが取材に来られていました。なお、市の佐藤さんは郷土資料館の方で、今回の作業が遺跡側でも行われることから参加されたということです。武田さんは自然関係が専門の道職員で、現在は札幌の本庁におられるとのことです。

作業に先立って9時半から20分ほど環境事務所で打ち合わせを行いました。打ち合わせでは、それぞれの自己紹介のあと私が昨年の観察結果の報告を行い、その後、西脇さんのほうで各作業の分担とロープおよび看板の設置場所についての説明がありました。

10時過ぎにコロニー対岸の土手側で作業開始。すでにアオサギは100羽ほどがコロニーに陣取っていましたが、我々がコロニー作業に取りかかると同時に多くがコロニーを離れ、作業中はほとんど戻ることがありませんでした。これはあらかじめ予想していたことです。ただ、抱卵期に入っている巣はまだほとんどないため、カラスに卵が盗られるなどの実質的な影響は無かったものと思われます。なお、今回はコロニー付近にオジロがおり、作業中もアオサギを撹乱していたため、もしかすると最初の撹乱も我々ではなくオジロに起因するものだったかもしれません。

今回の主な作業はロープ張りと看板の設置です。ロープ張りについては昨年打ったピンがそのまま(雪の上に10センチほど頭を出している)なので、それにロープを通していくだけの作業でした。一方、固定看板は今回が初めての設置で、垂木を打ち込むところから始め、土手側だけで7ヶ所設置しました。遺跡側の作業については、現場を確認したところ、遺跡の場所が雪の下になってはっきりせず、不用意に作業すると遺跡を破壊しかねないことから、当面の作業は見合わせることになりました。なお代替措置として、遺跡の入り口階段付近にロープを張り、看板を1枚設置しました。遺跡側の残りの作業については、サギの繁殖期が終わった後に再度行うことになりました。また、コロニー西側のゲート付近の作業については、雪が解けた後、市のほうで作業するということです。

〔追記〕当作業を紹介した記事が4月5日の道新に載っていました。今回は江別版だけでなく札幌圏全域の道新に載ったようです。ただし、江別版は作業の写真を含めて写真は2枚と多少豪華になっています。

記事中の私のコメントについては、記者の竹内さんからとくに聞かれた覚えもないので、雑談の内容を適当にまとめたものだと思います。ただ、願わくば、アオサギと人が共生する可能性を秘めた場としての位置づけをもっとアピールしてほしかったなと思いました。おそらく、竹内さんにはまたいずれ会うことになると思うので、そのときはもっとしっかりとこちらの意見を伝えたいと思います。