北海道におけるアオサギの生息状況に関する報告

Status Report of Grey Herons in Hokkaido

記載内容についての留意事項

記載内容についての留意事項
各コロニーは広域コロニー群ごとに11の地域に振り分けられている。それぞれの広域コロニー群が属する地域の名称には支庁名を使ったが、その指し示す範囲は必ずしも同じではない。したがって、本来、別々の支庁にあるコロニーが同じ支庁に振り分けられている場合もある。

コロニー名は基本的に地名を基に名付けているが、便宜的なものであり、明確な規則に則って命名したわけではない。したがって、市町村名を冠した場合もあれば集落名や地理上の固有名詞の場合もある。また、コロニーの名前となっている市町村もしくは集落名が、コロニーが実際に位置する場所の地名と一致しない場合もある。

樹種の同定については、調査を基本的に落葉後に行っているため、種の特定が厳密にできていない可能性がある。具体的には、ハルニレとオヒョウ、イタヤカエデとアカイタヤ、シナノキとオオバボダイジュは混同されている可能性がある。

今回の調査は2001年5月からから2005年2月までに行われたものであるが、それ以外の期間に行われた調査の結果で、とくに報告者の名前や文献が明示されていないものについては、全て松長(1992)および私の未発表データに基づいている。また、松田あおい氏の結果については全て松長(1992)から引用した。

落巣、樹高、胸高直径、土地の所有形態などいくつかの項目については、本文中には記さず付表1と2にまとめた。